『箸休め』(マンモス展を見ての気づき)
2月22日(土)、福岡市科学館に『マンモス展』を見に行きました。
以前から疑問だったのは、シベリアという雪と氷の世界に、なぜマンモスのような巨大な草食動物が生息していたのかということです。そこを確かめるために福岡まで出向いたのですが、シベリアに生息していたのはマンモスだけではありませんでした。
なんと、サイやバイソン、そして標本はありませんでしたが、ライオンまで発掘されていたのです。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/b/102900047/?ST=m_news
少し話は逸れますが、化石には『示準化石』と『示相化石』の2種類があります。
示準化石とは、アンモナイトなど、現在は絶滅している生物の化石のことです。生態や住んでいた環境はわかりませんが、年代を特定するのに役立つと言われています。
示相化石とは、現在も生きている生物の化石です。現存しているので年代についてはわかりませんが、その生物が生きていた当時の環境が推測できます。
その考えでいくと、ゾウ(マンモス)やサイやライオンがいたということは、当時のシベリアは暖かい環境だったと推測されるのではないでしょうか。
バイソンはカナダにもいますが、発掘されたものと現存するバイソンとを比較してみると、角の曲がり具合や鼻筋の隆起の仕方など、あまり似ていない感じを受けます。
https://core-box.shop/?mode=f12
それよりは、現存するウシのなかまとしてはスイギュウの方が似ていると私は思います。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/スイギュウ
仮にスイギュウだとすれば、生息している場所はやはり暖かい地域が多いようです。
『いやいや、マンモスに毛が生えているのは寒い地域に生息していたからではないか』と考える人もいると思います。
しかし、アフリカに生息するライオンも長い毛に覆われています。毛が生えているから寒い地域に生息しているとは限らないのです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ライオン
第一、ゾウのような巨大な生物がたくさん生息していくためには、たくさんの植物と水が必要なのは分かりきったことです。
https://www.tokyo-zoo.net/topics/profile/profile23.shtml
上記リンク先の記事によると、おとなのゾウは一日に200kg以上の草を食べ、100L以上の水を飲むそうです。
豊富な水と豊かな植物群がなければ、到底生きていけません。当時のシベリアはそういう環境だったということです。
ではなぜ、現在のシベリアは極寒の地なのでしょうか。
いろいろ調べてみたのですが、興味を持ったのが『古地磁気学』という学問です。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/地磁気逆転
地球は、過去に何度か磁場が逆転しているというのです。
記事には、一番最近起こった逆転は77万年前だということですが、年代測定はあてになりません。
5億年以上前に生息していたと言われるサンヨウチュウが、サンダルで踏まれた化石が見つかったりしています。
https://matome.naver.jp/m/odai/2133664661342422501
また、地磁気の逆転についてですが、地球内部の磁気が入れ替わった可能性もありますが、ひょっとすると逆に、地球の表面の地殻が移動したのかも知れません。
地球を卵に例えるなら、中心の核が黄身、その周りのマントルが白身にあたります。私たちが住んでいる地殻は、卵の殻に例えられます。
地殻とマントル、あるいは地殻と地球の核を結びつけているものはないようです。つまり、地殻はマントルの上に浮いているような感じです。
卵の黄身と白身の位置はそのままで、殻がズルッと移動した…赤道付近にあった陸地が極北あたりまで移動したのではないでしょうか。
マンモスが生息していた当時、そのようなことが起こったのかも知れません。
その証拠と言えるかはわかりませんが、展示されていたバイソンの胃の中から有毒な草が見つかっています。
急激な寒冷化で餌となる植物が全滅し、有毒な草を食べたのではないでしょうか。
また、日本関連で言えば『魏志倭人伝』という書物があります。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/魏志倭人伝
魏から耶馬台国に至るルートや日数が書かれているのですが、その通りに進むと太平洋上に行ってしまうそうです。
これも、もしかすると地殻の移動があったせいかも知れません。
原文の『南に向かう』と書かれている箇所を『東へ向かう』と読み替えると、近畿地方に到達するらしいです。
展示の後半はマンモスを現代に蘇らせるプロジェクトの紹介になっていました。
シベリアの永久凍土から発掘されるマンモスには、骨だけではなく皮や血液が残っているものもあります。そこから遺伝子を採取して、現存するゾウの細胞と融合させ、マンモスを現代に蘇らせようという話でした。
実際に細胞の融合は試みられたようですが、様々な倫理上の問題があり、計画はストップしているようです。
マンモス復活という、一見ロマンあふれるような話に見せかけて、地球温暖化により永久凍土が少しずつ解けていると訴えたり、マンモスのゲノム解析の有用性を主張したり、遺伝子組み換え技術を肯定的に紹介していたりと、あちら側の思想や心情をPRする場になっていました。
地球温暖化は嘘です。提唱したアル・ゴアは原発利権と繋がっています。映画『不都合な真実』の内容に対して、イギリス高等法院は9つの科学的な間違いを指摘した上で教材として利用する場合、部分、部分に注釈を与えるよう指示を出しています。
また、遺伝子組み換え作物が生物に与える影響については周知の事実です。
嘘の情報に踊らされることなく、真実を伝えていきたいと、思いを新たにすることができました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。