『証』(音楽に関する内容)

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先日、賛美歌をUPさせていただきました。

しかし、今の時点での精一杯とは言え、到底満足できるような出来ではなく、改善点を模索していました。

そんな中、知人のアドバイスが悟りのヒントになりました。

もっとも、悟りと言うには大袈裟かも知れません。おそらく、音楽を専門に学んでいる方々にとっては常識なのだろうと思います。

しかし、私にとっては大きな気づきを与えてくれるものでした。以下に書かせていただきます。

前述の知人は小学校の教諭で、専科で子どもたちに音楽を教えています。

授業で、4拍子のリズムで『1・2・3・4』と手を叩くとき、全て同じ強さではなく、『強・弱・中強・弱』と、1拍目と3拍目を強く叩くのだそうです。

体育で行進をするときは、この1拍目と3拍目で左足がグラウンドを踏むようにして、歩みを揃えるそうです。

そして、英語の曲の場合は各単語にアクセントがありますが、作曲家は単語のアクセントが曲の1拍目または3拍目に来るようにしてメロディーをつけるそうです。

逆に、前置詞や冠詞など、そんなに強く発音しない単語は2拍目や4拍目に来るようにするそうです。そうすれば自然と流れが生じます。

たとえ専門的に学んでいる人にとっては常識でも、私にとっては未知の内容でした。神様に感謝したのは言うまでもありません。

さらに、他の言語についても自分で調べてみました。

学生の頃取り組んだ、モーツァルトの『Ave Verum Corpus』の楽譜がありましたので、引っ張り出して確認しました。

この曲の歌詞はトラディショナルなもので、ラテン語で書かれています。

分析して気づいたのですが、前述の単語のアクセントと拍の関係を押さえてあるのはもちろん、モーツァルトは単語のアクセントがつく部分の文字(例えば『Ave』なら『A』)の音を高くする、もしくは長く伸ばすようにして表現していました。

この時代にこのような作曲の作法というか、ルールがあったのかも知れません。しかし、いずれも私にとっては大きな気づきとなる内容でした。

もっとも、日本語は英語などに比べると抑揚に乏しい単語が多いので、うまくハマるかどうかわかりませんが、自分で作曲をする上で、とても参考になることばかりでした。

また近いうちに曲をUPできればと思います。そしていつか、肉の目で見て、肉の耳で聞いた音楽ではなく、霊の目で見て、霊の耳で聞いた音楽を、自分の限界を超えるような音楽を作りたいと思います。