『証』(これからの世の中について)

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職場の同僚の義父が亡くなったということで、お通夜に参列しました。

ご挨拶をすませて帰宅しようと駐車場に向かうと、道端の自動販売機のそばからうめき声のようなものが聞こえてきます。

暗がりでしたので目を凝らしてよく見ると、白髪の男性が自動販売機の横の、3段ぐらいある段差に座っていました。

その場をやり過ごして車に乗って帰路に着きましたが、先ほどの男性がどうしても気になったので、すぐにUターンして戻りました。

私は車を降りて、『大丈夫ですか?』と声をかけましたが、その男性は『大丈夫です』と答えました。

改めて服装などを見てみると、どうやらホームレスのような感じです。ちょうど小銭を持っていましたので、私は男性に『何か飲みますか』と尋ねましたが、男性は『いや、大丈夫です』と、向こうに行けという素振りで手を振りながら答えました。

無理強いするのも相手のプライドを傷つけることになるし、病気によってはコーヒーなどが飲めない場合もあると聞いたことがありましたので、その場を後にして、改めて帰路に着きました。

車を運転しながら思ったのは、先日の日米自由貿易協定(FTA)が参院を通過したことでした。

https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/14303

『現代の不平等条約』と言われているFTA。今後、日本の農業も工業も衰退することが目に見えています。

現に、味の素やノーリツファミリーマートオンキヨーなどは早期(希望)退職者を募集しています。

https://maonline.jp/articles/voluntary_retirement1912

そうなると、先ほど出会った男性のように、住む家すらない人がたくさん出てくるのではないか…という、間近に迫った現実を見た思いがしました。

そんな時代に生き残るためには、個性と才能を磨き、天の文化・芸術を成していくしかありません。

時間の余裕はそんなにないということを、神様が教えてくださったのでしょう。日々、努力していかないといけないと改めて感じた夜になりました。