『悟り』(全てに時がある)
庭の山椒の木がアゲハチョウの産卵場所として認知されているのか、たくさんの卵が産みつけられています。
卵のまま孵化しないもの、幼虫になっても鳥に襲われてしまうものが多いのですが、ある程度まで成長するものもいます。
そんな幼虫の一匹を飼育することにしました。小さいイモムシだったので名前は『イモコ』。
体のサイズ同様に食も細かったのですが、5齢幼虫(一番上の写真の状態)になると食欲も増し、体も大きくなっていきました。
4日ほど前、下の写真のようにイモコが虫かごの側壁にくっついていました。
体を縮こませて、サナギになる準備に入ったようです。
普通なら翌日にはサナギになっているのですが、イモコは翌日も同じ姿勢、いや、正確にはさらに体を縮こませて、全身で苦しみに耐えているように見えました。
私は思わず、何度も『イモコがんばれ』と声をかけていました。
イモコ同様、私も信仰で苦しんでいました。
肉性を自分でコントロールできず、明け方に祈りを捧げていても雑念が頭をよぎります。
その度に頭を叩いたりしていましたが、なかなか改善できません。
全く集中できず、神様が遠く感じられる日々を過ごしていました。
3日目の朝、気がつくとイモコは下の写真のように、無事にサナギになっていました。
前の個体に比較するとひと回り小さいですが、それでも立派なサナギです。
イモコのサナギを見たとき、私の頭の中に突然『全てに時がある』という聖句が浮かびました。
この聖句は、旧約聖書の『コヘレトの言葉』に出てきます。
何事にも時があり
天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
生まれる時、死ぬ時
植える時、植えたものを抜く時
殺す時、癒す時
破壊する時、建てる時
泣く時、笑う時
嘆く時、踊る時
石を放つ時、石を集める時
抱擁の時、抱擁を遠ざける時
求める時、失う時
保つ時、放つ時
裂く時、縫う時
黙する時、語る時
愛する時、憎む時
戦いの時、平和の時
神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。
すべての神の業は永遠に不変であり
付け加えることも除くことも許されない、と。
神は人間が神を畏れ敬うように定められた。
(コヘレトの言葉より抜粋)
私は『上手くいかない』と神様に求めるばかりでした。しかしイモコは、時が満ちるまで小さな体でじっと耐え忍んでいたのです。
至らない私に対して神様がイモコを通じて教えてくださったのだと思います。
その日の夜に開いた有料記事の冒頭に『愛するに時があり、救われるに時がある。』と書かれてあり、また驚き、感銘を受けました。
私はまだまた未熟で、幼虫はおろか孵化すらできていないのではないかと感じることも多いのですが、時が満ちるまで、自分にできる条件を立て続けることが大切だと悟りました。
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虫が苦手な方、冒頭の写真で気分を害されたかもしれません。申し訳ありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。